レイアウトの製作
ここでは鉄道模型のレイアウトに必要な部品を、既成の枠にとらわれずに様々な素材を組み合わせて製作することを研究していきます。当然のことながら、このサイトの「できるだけ安価に」ということを基本として進めていきたいと思います。
今回は「レイアウト紹介」で紹介した取り組みで端材として余った、25mm厚のポリエチレンボードを材料にしました。
必要な物
・ポリエチレンボード(DIYショップで購入。堅めの発泡スチロールでも可)
・カッターナイフ、定規、書けなくなったボールペン(無ければ硬めの鉛筆)
・水性塗料
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トンネルの奥行き部分はボードを2枚重ねて貼りました。接着は木工用接着剤が使いやすいようです。
トンネルの部分をカッターナイフでていねいにくりぬいて、定規と書けなくなったボールペンを使ってレンガ調のミゾを掘っていきます。 |
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入口付近もていねいに掘っていきます。力の入れ加減によっては「ベリベリ」と表面が裂けてしまいますが、それが結果的に自然な感じに仕上がるようです。 |
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最後に水性ペンキで塗ると、結構それなりに見栄えがすると思いませんか? |
レイアウトにありがちな、土手(というよりも防護壁?)を作ります。市販品にはレンガやコンクリートブロックなどの表面をあしらった物がありますが、それほど大きい物は見あたりませんので、今回紹介するような自作品がお金もかからずに済んで良いかと思います。
作り方は前回と同様です。
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写真では坂道になっていますが、とにかく必要な大きさに切断したポリエチレンボードに斜め45度に等間隔で線を引いていきます。今回は鉛筆を使用しました。強めに引いていきます。 |
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次に、先ほどの線と垂直に交わるように、線を引いていきます。なかなか根気のいる作業です。 |
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今回はコンクリート防護壁風に仕上げるために、灰色に塗装して、グリーンパウダーをまぶして仕上げました。 |
Nゲージのレイアウト用に住宅模型はいくつかが販売されていますが、1個1000円以上と高価な上に、どれも南側に玄関があるなどと、同じようなデザインで選択の幅は意外と狭い感じがします。
そこで、今回はペーパークラフトを利用することにしました。
- インターネットで公開されているものなどを元に、ペーパークラフトを150分の1サイズに変換して印刷します。
- 窓をくりぬいて、透明プラバンを裏から接着します。
- カーテンなどのディテールアップを施します。
- 基本的には説明書をたよりに組み立てますが、窓をくりぬいている関係でそのままでは不自然になるところがあるので、そこだけは自力で解決します。
上の2つの作品を見ると分かるように、ペーパークラフト特有の「折り線」がどうしても目立ってしまいます。これはポスターカラーなどで上塗りするといいでしょう。
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