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鉄道模型(Nゲージ)の車両製作

 市販の鉄道模型キットには、大まかには次の通りに分類できます。

A プラスチックモデルキット
B レジンキャストキット
C 黄銅などの金属製キット
D 厚紙製ペーパーキット


 プラスチックモデルは大量生産向けで、比較的安価で製作も容易です。KATOやトミーなどの製品の多くがプラスチック製ボディーを採用していることを考えると、これが現在の主流と考えられます。
 金属製の多くは黄銅(真鍮とも言います)板を溶かして必要な形に成型するエッチングされた部品を、ハンダ接合するものが一般的です。製作には非常に手間がかかり、ハンダ接合の技術もある程度の慣れが必要なので多少敷居が高そうです。そのため、キットでは1万円弱の製品が完成品では3万円以上の値が付いていることもあります。プラスチック製とは違い部品の肉厚が薄く仕上げられるので、窓枠の厚みなどがより実物のイメージに近く仕上がります。また、ブラスチックモデルと比べると少量生産も可能のため、様々な種類の車両が存在します。
 厚紙で作られるペーパーキットは一昔前には少量生産が可能な工法として自作指向の愛好家に支持されていたようですが、先述の金属製キットに取って代わられたように思われます。

 前置きが長くなりましたが、このページで紹介しますのは、Bのレジンキャストキットです。キットといっても、市販の物ではなく、自分で原型を作成し、ウレタンで型をとり、レジン(無発泡ウレタンのことだそうです)を流し込んで複製品を作ったものを部品として製作します。ガレージキットと呼ばれるものの多くがこの技法で作られています。余談ですが、この前久しぶりに秋葉原に買い物に出かけたときに、以前にはなかった「美少女もの」を扱うショップが全盛期を向かえているような現実に閉口したものですが、これがきっかけでレジンキャストで鉄道模型を作ってみようと思い立ったのです。

これがレジンで作られた部品です。
原型の製作、シリコンの型どりに工程については次回の更新時に紹介する予定です。
瞬間接着剤などを利用して組み立てていきます。レジンを流し込む過程でどうしても気泡が入り、表面に細かな穴が空いたり角が欠けたりするので、この修正に各種のパテが活躍します。プラモデル製作に比べて予想以上に手間がかかります。
マスキングをていねいに施して、車体の色の数だけ重ね塗りします。 細いラインをスプレーしたあとのマスキングテープを剥がすときが一番楽しい瞬間です。その反面失敗したときの落胆も大きいですが…。
ほぼ車体の塗装が終了したところです。細かな修正は面相筆でこつこつと仕上げていきます。 座席の原型をプラバンで作りました。この座席の底面に両面テープを付けて車体の底板を固定する予定です。
原型を粘土状のシリコンに押しつけ、型を作ります。あとはレジンを流し込んで必要な数だけ複製します。 車体の底板をプラバンで作ります。台車はビスで止める予定です。
つづく。

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